画伝蒼天航路 ISBN:406364670x

出てからだいぶ経ちますが、感想を。
本当に感動した、最後には涙流れる寸前まで。モーニングでの一話でのドキドキが甦り、董卓の完璧な暴虐、呂布の強さの表現にしびれ、陳宮に思い入れ、郭嘉に泣き、ニイメンハオ! 夏候惇大好き、馬超の鋭角、淵、仁、洪。張遼の高みへの道、関羽関羽関羽すぎる。そして曹操はすごく人、まさに人、人が人であろうとするならば向かうべき方向の一つの極みだと思わせる。
個人的に好きな場面や人物は、
呂布陳宮ぅぅぅ!!!と叫ぶシーンは本当に悲しかった。画伝には載ってないけど。遠景に字だけのシーンだしね。
賈詡張繍は身近にいそうな人格で、とても好きだった。というか自分が賈詡に親近感がありすぎてイヤ。
・臨死の河での正面向きの曹操。伝説でなくて漫画でなくて人であるってガツンと来た。ただただ疲れて消耗して、でもごろんとした力をもったベクトルを感じる顔。あと微妙にうちの父に似てるんだ・・・。
・法正のダウンしたシーンは立ち読み中に泣きそうになった。簡雍の「ほおせぇええ・・・」と泣きながら呼ぶ声にシンクロした。

とにかく自分の漫画をよむ人生のひとつのピリオドになったと思う。ゴンタ先生、李先生ありがとうございました。



どうしようか、どこに向かおうか、水晶に会いに行こうか、僕は自由だ。