サッカーW杯の話

敵を知り己を知れば百戦危うからず。
有名な孫子の一節ですが、まさにそれが出たのがオーストラリア戦でした。
身長とプレースタイルが似ているドイツとのテストマッチを両監督がどう消化したのか?
ジーコ:強いドイツに引き分けたぞ!オレスゲー!
ヒディング:後半バテバテやし、高さにも弱いし、川口確変も枠内10超えたら終わるし、堅実に攻めて後半勝負やね。

予想ではあるけど、間違ってはないはず。タラレバでは言いたくはないが、戦略を練るのが監督であるわけで、いつも道理でいい勝負ではなく確実に勝つための暗い思考をしなければならなかったはず。それをしていたのがボランチの二人だけだったのが痛かった。
ドイツ戦後の解説者はみなヒディングと同じ感想を言っていたが、なぜか本番が近くなるにつれて言わなくなった。マスコミフィルターが働いたにしても酷い。まるで戦前の朝日新聞のように「強い日本」を演出していった。

素人考えだが残り二戦に勝つには

  1. 泥仕合を演出する。オウンゴールも点の内です、ゴール前ぐだぐだ状態にするにはミドル、ロングシュートを低く枠内に、DFにあてて痛がらせろ。あえてFWを下げて30m縦一本競争を仕掛けるのも手か。
  2. 交代はハーフタイムで。ジーコの悪い癖は試合を見ちゃうこと、どうせ変えるなら限のいいところで「FW」を変えましょう。どうせ3点とられるんだからDFの保険なんて必要なし。中田が出す縦パスに追いつけるスタミナを90分維持しつづけなければならない。


弱兵が弱兵であるがゆえにおとりに使うぐらいの冷酷さを「戦う」ために持ってもらいたいものです。