青年のための読書クラブ 2巻

相乗効果が現れるのが稀な小説の漫画化で久々に来た本物。
タカハシマコの毒が桜庭一樹の毒と混ざり合い中和どころかより効果を高め合うように
まるでイノシン酸グルタミン酸の出会いのようだ、鰹ダシで南瓜を煮よう。

表紙から裏表紙、中紙へ続く並んだ女の子像が全て無個性に見えてしまう所が恐ろしい、均質な女の子からピックアップされる読書クラブとその関係者は他所から来た異分子なのか、それとも女の子という社会が作り出す人面疽なのか。